現役ITエンジニアが語る|入社後、乗り越えるべき4つの壁

未経験からのエンジニア転職で誤解しがちなこと

「IT業界ってなんとなく将来性がありそう」
「未経験からでもエンジニアになれるって聞くけど、実際どうなの?」

そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、実際に新卒からIT業界に入り、現場で経験を積んできた現役エンジニア・K.Mさんにインタビューして

「最初の仕事は何をするのか?」「どんな壁にぶつかるのか?」「どういう人が現場で評価されるのか?」

リアルな現場の声から、「入社後に直面する4つの壁」を整理しました。

これからIT業界を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。


■ 現実①:最初は「開発」ではなくテスト業務から始まる

――エンジニアとして入社して、最初はどんな仕事をしましたか?

K.Mさん:
最初はいきなり開発ではなく、テスター業務からスタートしました。
全体の8割くらいはテスト業務でしたね。

――テスターってどんな仕事なんですか?

K.Mさん:
簡単にいうと、システムが正しく動くかを確認する仕事です。

・想定通りに動くか
・バグがないか
・エラーが正しく出るか

こういった内容を、テスト仕様書に沿ってチェックしていきます。

――地味な仕事に見えますが重要なんですね

K.Mさん:
かなり重要です。
最後の砦みたいな役割なので、ここでミスがあると大きな問題になります。

実際に自動券売機のテストをやったこともあって、
「お釣りが正しく出るか」とか「異常な紙幣を入れたときどうなるか」など、
自動販売機で起きては困ることを事前にリストアップしてかなり細かく確認テストを行いましたね。

確かに地味な作業だなと思いましたが、普段、私たちが何気なくつかっているシステムもこうやって多くのテストをしてから世に出ているのだなと、その時初めて知りました。


■ 現実②:思っていたより「プログラミングをしない」

――入社前のイメージとのギャップはありましたか?

K.Mさん:
ありましたね。
正直「入ったらすぐコードを書く」と思っていたんですが、全然違いました。

実際に本格的に開発を任されたのは、3年目くらいです。

――そんなに時間がかかるんですね

K.Mさん:
はい。最初は

・業務理解
・テスト
・仕様の理解

こういった基礎が中心になります。

なので「すぐ開発したい!」と思っていると、ギャップを感じると思います。
でも、業務理解や、テストって実はシステム開発ではどんなポジションでも必要な経験だということに気が付きました。
例えば、開発しているシステムが「どのような業務に使われるのか?」しっかり理解していること
さらに、そのシステムで「起こっては困ることをテストであらかじめ見つけて修正しいく」こと
このような姿勢がどのポジションでも求められていると最近痛感しています。

実際のITの現場では新人がすぐにコーディングや開発の上流工程にいくことはほとんどなく、このような下済み期間があることを知っておくと転職した時に悩まないと思います。


■ 現実③:求められるのは技術より「報連相」

――現場で評価される人の特徴はありますか?

K.Mさん:
一番大事なのは報連相(報告・連絡・相談)です。

正直、技術力よりも重要かもしれません。

――意外ですね

K.Mさん:
例えば、ミスをしたときに

・隠す人
・すぐ報告する人

この差はめちゃくちゃ大きいです。

実際に、後輩がデータベースのデータを消してしまったことがあったんですが、
すぐ報告してくれたおかげで復旧できました。

もし隠していたら、かなり大きなトラブルになっていたと思います。

この一件でIT業界では報連相(報告・連絡・相談)をするという姿勢が思った以上に重要なのだと思い知らされました。


■ 現実④:「コミュニケーション力」がないと厳しい

――IT業界は黙々と作業するイメージがありますが…

K.Mさん:
よく言われますが、実際は逆ですね。
コミュニケーションがかなり重要です。

特にSESなどの場合、現場が変わることも多いので

・新しい環境に適応する力
・人と関係を築く力

が求められます。

――どんなコミュニケーションが大切ですか?

K.Mさん:
コミュニケーションといっても場を盛り上げたり、空気を読むという類ではなく、
シンプルに言えば「わからないことはすぐ聞く」これだけです。

自己判断で進めると、後から大きなミスになることが多いので
小さなことでも確認する習慣が大事ですね。
実際、同じようなシステム開発案件でも現場によって微妙にルールが違ったりするので、よく上長に確認すると安心です。
とにかく雰囲気で「こんなかんじでしょ?」は通じないのがIT業界で、認識のずれがないようにたくさんコミュニケーションをとることが大切です。


■ これからIT業界を目指す人へ

――最後に、これからエンジニアを目指す人へメッセージをお願いします

K.Mさん:
今はAIも発達しているので、かなり学びやすい環境になっています。

・コードを書いてもらう
・動かしてみる
・間違いを考える

これを繰り返すだけでも、かなり力がつきます。
AIは数年前と比べてかなり精度が上がっていて特にプログラミングはAIの得意分野です。
ただ、プログラミングでAIを使うときはAIが書いたコードの意味を理解できるくらいの基礎は必要になってきます。

なので、最初は

・Scratchなどのビジュアル言語
・簡単なプログラム

から始めて、徐々にステップアップしていくのがおすすめです。

最初から難しい言語に挑戦すると、挫折しやすいので。


■ まとめ:IT業界は「思っているより地道」

今回のインタビューから見えてきたのは、
IT業界は決して「華やかなだけの世界ではない」ということです。

入社後にぶつかる4つの壁
・最初はテスト業務が中心
・すぐに開発はできない
・報連相ができないと評価されない
・コミュニケーション力が必須

しかし逆に言えば、
これらを理解して準備しておけば、他の人より一歩リードできます。


■ 最短でエンジニアを目指すなら

「独学でやってみたけど限界を感じている」
「何からやればいいかわからない」

そんな方は、最初の環境選びがとても重要です。

テラコミでは、

・未経験からでも理解できるカリキュラム
・現役エンジニアによるサポート
・つまずいたときにすぐ相談できる環境

を用意しています。

遠回りせずに成長したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

筆者 K.Mさんの紹介

▼趣味▼
旅行です。最近一人旅にはまってます。

▼性格▼
良く真面目だねと言われます
・プログラミングやITに興味を持ったきっかけ
大学でプログラムを学び、プログラムでシステムを作る楽しみを知ったことがきっかけです

▼仕事で大切にしていること▼
自分1人で解決しようとせず、困ったら周りに相談する

▼読者へのメッセージ▼
プログラムについて苦手意識を持たずに、是非楽しんで学んでいってください