プログラミング独学で遠回りした僕が学んだ「4つの現実」

「IT業界に興味はあるけど、自分にできるのだろうか…」そう感じている人は少なくありません。
最近は「プログラミングはパソコン1台で始められる」と言われ、独学で挑戦する人も増えています。
しかし実際には、想像以上に多くの壁があり、途中で挫折してしまう人も多いのが現実です。
今回は、未経験からプログラミングを学び、試行錯誤を重ねながらITエンジニアとして就職を果たしたT.Mさん(24歳)にインタビューしました。
T.Mさんはコロナ禍をきっかけにプログラミングの学習をスタート。
独学で遠回りをしながらもIT業界に入り、そこで多くの気づきを得たといいます。
その体験から見えてきたのが、プログラミング独学で遠回りした僕が見た「4つの現実」でした。
プログラミング学習スタートのきっかけ

――まず、プログラミングを始めたきっかけを教えてください。
T.Mさん:
コロナ禍のときでした。学校の授業がオンラインになったり、世の中のIT化が一気に進んでいるのを感じて、「これからはITの知識がないとまずいかもしれない」と思ったんです。
それに、自宅にいる時間も増えていたので、「パソコン1台で始められるならやってみよう」と思ってプログラミングを始めました。
――最初は独学だったそうですね。
T.Mさん:
はい。最初はネットの記事や動画を見ながら独学で始めました。
でも、想像していたよりもずっと難しくて…。そこでいくつかの「現実」にぶつかりました。
現実① 環境構築でつまずく

――最初にぶつかった壁は何でしたか?
T.Mさん:
プログラミングを書く前の段階、環境構築でした。
多くの人は「コードを書くのが難しい」と思うかもしれませんが、実際にはその前の準備でつまずくことが多いんです。
例えば
・開発ツールのインストール
・プログラムを動かすための設定
・コマンド入力
などです。
ネットの記事を見ながら設定を進めていたんですが、途中でエラーが出てしまいました。
――記事通りにやっても動かない、と。
T.Mさん:
そうなんです。
・記事の通りにやっているのにエラーが出る
・英語のエラーメッセージが理解できない
・エラーを直すと別のエラーが出る
という状態で、原因が分からないまま時間だけが過ぎていくこともありました。
ツールはあるのに、スタートラインに立てない。
そんな状態が1週間くらい続いてしまうこともあって、ストレスがたまったり、もう勉強やめようかなと何度も思いました。
あのもどかしさは、独学ならではの壁だと思います。
現実② 独学は相談相手がいない

――独学の難しさは他にもありましたか?
T.Mさん:
一番大きかったのは、相談できる人がいないことです。
プログラミングでは
・エラーの原因が分からない
・自分の書いたコードが正しいのか分からない
・もっと良い書き方があるのか分からない
という場面が本当に多いんです。
でも独学だと、それを聞く相手がいません。
――ネットで調べるだけでは難しい?
T.Mさん:
そうですね。
ネットには情報はたくさんあるんですが、「自分の状況と完全に同じ問題」が見つかるとは限りません。
その結果、
・調べる時間が長くなる
・学習効率が下がる
・モチベーションが下がる
という状態になってしまいました。
独学で一番つらかったのは、技術よりも孤独感だったかもしれません。
現実③ エンジニアに必要なのは国語力

――その後、IT企業にエンジニアとして入社されたそうですね。
T.Mさん:
ありがたいことに若さとポテンシャルを見ていただけてIT業界への就職はうまくいったのですが、本当に大変だったのは入社後でしたね。
周りのレベルが想像以上に高かったんです。
同期も上司も、仕事のスピードも正確さも桁違いでした。
――どんな部分で差を感じましたか?
T.Mさん:
特に感じたのは文章を理解する力です。
エンジニアというと「数学が得意な人」というイメージがあるかもしれませんが、実際には
国語力がとても重要
だと感じました。
例えば
・仕様書を正確に理解する
・問題点を整理する
・チームに説明する
といった場面が多いんです。
僕は最初、仕様書の解釈を間違えてしまい、求められているものと違うプログラムを作ってしまったこともありました。
それ以来
・分からないことをメモする
・疑問点を整理する
・質問内容を言語化する
ということを意識するようになりました。
現実④ 最初の学習環境が重要

――独学の経験を振り返って、今思うことはありますか?
T.Mさん:
一番思うのは、最初の学習環境は本当に重要だということです。
独学だと
・エラーで止まる
・何を学べばいいか分からない
・モチベーションが続かない
という問題が起きやすいと思います。
もし当時、
・すぐ質問できる環境
・プロからアドバイスをもらえる環境
・現場のリアルを教えてくれる環境
があったら、もっと効率よく成長できたと思います。
プログラミングは独学でも学べますが、
環境によって成長スピードは大きく変わる分野だと感じています。
まとめ
今回のインタビューで見えてきた、T.Mさんが経験した4つの現実はこちらです。
・環境構築でつまずく
・独学は相談相手がいない
・エンジニアに必要なのは国語力
・最初の学習環境が重要
IT業界は今も人材不足が続いており、
未経験からエンジニアを目指すチャンスは十分あります。
ただし、そのために重要なのは
最初の学び方です。
遠回りをしないためにも、
・学習方法
・学習環境
・相談できる相手
を意識しておくことが、将来のキャリアに大きく影響するかもしれません。
筆者T.M さんの紹介
▼趣味▼
パソコンで何かしらクリエイティブなものを作ったりすることと、自炊が趣味です。マイクラで回路を組んだり、自分専用のソフトを作ったりしてます。あとは最近古いパソコンを手に入れたので、きちんと使えるように掃除したり改造したりしてます。
▼性格▼
特定の物や事柄に執着せず、色々なことに興味を持つタイプです。
▼仕事で大切にしていること▼
とにかくメモを取ることと、仕事で扱っているサービスに関心をもって自分でも使ってみることです。
▼読者へのメッセージ▼
プログラミングは入口は広いですが、奥がとても深いです。AIを活用してとにかくいろいろなものを作成し、パソコンに慣れていってください!普段自分が使っているスマホやパソコンが動いている物理的な仕組みを理解することが、プログラミングの理解にやくだつと思います



